今回は“RICE(ライス)の法則”について、詳しく説明します。
“RICEの法則”とは以下の4項目。
【 R 】 Rest(安静)
【 I 】 Ice(冷却)
【 C 】 Compression(圧迫)
【 E 】 Elevation(拳上)
どれも、何となく知っている項目ですよね。
でも、どうしてこの行為が傷に良いのか?
が理解されていないため、
日常生活で実践されないことが、ほとんどではないでしょうか。
まず応急処置として“RICEの法則”をする目的は何なのかというと、
“受傷後の患部の炎症を最小限に抑えること”
つまり、痛みを少なくして、傷の治りを早くする
ということなんです。
捻挫などをすると、靭帯に傷がつくので、
ここに炎症が起こります。
炎症とは熱がでて、腫れて、痛みが出る反応です。
なので、この炎症反応を最小限に抑えられれば、
痛みも少なくて済むという訳です。
なので、まずは
【 R 】 Rest(安静)にして傷を広げないようにして
【 I 】 Ice(冷却)して熱が出るのを抑え
【 C 】 Compression(圧迫)して腫れるのを抑え
【 E 】 Elevation(拳上)して血流を減らす
という訳なんです。
ここで『あれっ?』と思った人もいるはず。
『“血流を減らす”って書いてあるけど、増やした方が良いんじゃないの?』
そうなんです!
ここに“RICEの法則”が浸透しない
大きな問題点があるんです。
次回はその問題点について紹介します。
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