RICE(ライス)の法則@応急処置 part4

今回は“RICEの法則”のやり方を詳しく紹介します。

まずは【 R 】   Rest(安静)

捻挫や打撲をした時は、まずは患部を動かさないこと。
痛みが酷いと動くことは出来なくなりますが、
痛みが少ないからといって、そのまま運動したり、仕事をすると、
傷を悪化させてしまい、治りを悪くします。
添え木や包帯で固定するのも1つの方法です。

次に【 I  】   Ice(冷却)

必ず氷を使って冷やして下さい。

よく『冷湿布で良いですか?』と聞かれますが、
答えは『ダメです』
冷湿布ではなまぬるいです(^^

氷に水を入れて氷嚢を作り、患部にあて15分から20分
感覚が無くなる位まで冷やして大丈夫です。
その後、氷嚢をはずして、また感覚が戻ってきたら再度冷やして下さい。
これを繰り返します。
捻挫や打撲をした直後だけでなく、
2日間は継続して冷やして下さい。

この“アイシング”は今度別の機会に詳しく紹介します。

そして【 C 】   Compression(圧迫)

捻挫を打撲をすると、患部が腫れてきます。
そのままにすると、どんどん腫れてしまい、
痛みも強くなってしまいます。
伸縮包帯やテーピングなどで、適度に圧迫して腫れを最小限にします。
圧迫のしすぎには注意して下さい。

最後に【 E 】   Elevation(拳上)

患部を心臓よりも高い位置に置き、
重力の力をかりて、患部に流れ込む血液の量を減らします。

以上が“RICEの法則”のやり方ですが、
これを【いかに早く実施するか】が重要になります。
早ければ早いほど復帰も早くなります。
最初が肝心なので、ぜひ覚えて実践して下さい。
 
 
 

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この記事は2010年 2月 26日に公開されました。

2 Responses to “RICE(ライス)の法則@応急処置 part4”

  • 患者1号

    RとIは何となく知っていましたが、
    CとEは意外でした。

    特にEは逆だと思っていました。
    血液に含まれる血小板が凝固して血液を止めると思っていたので、
    むしろ死なない程度に血を流した方がいいと思ってました。
    流石にドボドボ出てきたらあれですがw

  • ishii

    C,Eも大事ですが、“I”が一番大事。
    なんといっても、
    “アイシング”には“愛”がこもってます(^^